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アパートの駐車場でトラブルが起きた|事例と対策について

人口密度の高い都市圏内では、アパートなどの集合住宅が年々増加する傾向がみられます。それに伴い、増え続けているのがご近所同士の近隣トラブル。マンションに比べて比較的小規模で密集しているアパートは、ご近所同士と接触する機会も自然と多くなるので、トラブルの比率も高くなります。
中でも注目視されているのが「アパートでの駐車場トラブル」です。アパート経営者の人にはもちろんのこと、これから新居で新しいスタートを切る人や既に入居している人にもぜひ知ってもらいたい事項となるため、今回はここで具体的なトラブル事例と対策について紹介していくことにします。

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1. アパートの駐車場トラブルは意外に多い

代表的なアパートにおける近隣トラブルは、「生活音に関するトラブル」「ペットに関するトラブル」「ゴミ捨てに関するトラブル」などが挙げられますが、「駐車場に関するトラブル」については発生件数が一番多い「生活音」に引き続き、2番目に多いトラブルだといわれています。
その数は全体の約25%と高く、10人のうち2人以上の人が駐車場に関するトラブルを経験していることになります。しかもアパート入居者だけの問題に限らず近隣の住民が関わってくるケースもあることから、駐車場に関するトラブルの内容は多様化しています。トラブルを未然に防ぐためにも、起こりやすいトラブル事例や対策法を詳しく知っておく必要があるのです。

2. 入居者だけじゃない「無断駐車」のトラブル

多様化しているアパートの駐車場トラブルの中でも「無断駐車」に関するトラブルは、入居者だけの問題ではなく外部の人間も関わってくる大きな問題となります。
民事法での範囲内となるので警察が深く介入することができず、管理体制がしっかりしていないと何度でも繰り返し駐車されてしまうおそれがあります。問題が大きくなる前に具体的な解決策を知っておきましょう。

2.1 まずは管理会社に連絡を

他人の私有地に勝手に侵入し駐車するという行為は、軽犯罪法に違反し得る行為に該当するため重大犯罪ではありません。そのため、警察を動かすことは難しいとされています。こういった場合は民事責任の追及を考えるべきなので、まずは管理会社に連絡をして対応を検討してもらうのが適切な方法だといえます。
但し、管理会社に連絡する前に無断駐車をしている車の車種やナンバー、色、駐車された日時などを記録し証拠として写真に収めておくことをおすすめします。

2.2 張り紙などで直接相手に注意喚起する

検討を依頼されたアパート経営者側の管理会社や家主にあたる人は、駐車場を利用できる権利を契約できちんと取り交わし、賃料を支払っているアパート入居者に対して安心できる生活環境を整える義務があります。注意喚起を徹底しておこない、アパート入居者が安心して駐車場を利用できるよう努めなければいけません。
無断駐車をする相手の車に対して張り紙で警告をしたり樹脂製のコーンを立てるなどして直接注意を呼びかけるようにします。張り紙の内容としては、「ここは私有地なのでご遠慮ください。再度無断で駐車された場合は○万円いただきます。」が妥当でしょう。

それでもやめない場合は?

無断駐車している「車のナンバープレート番号」「証拠写真」「私有地放置車両関係位置図」を揃えて陸運局で自動車の登録証明取得申請手続きをおこない、車の所有者を特定します。
管理会社から相手に直接内容証明で警告書を送付するようにします。身元がばれたとわかると無断駐車をやめてくれることが期待できるでしょう。

2.3 これだけはやってはいけない

無断駐車は許せない行為ですが、やってはいけないことがあります。

  • 無断駐車している車の前に駐車をして出せなくさせる
  • 民間のレッカー会社を呼んで車を出させる
  • 勝手に車のタイヤをロックさせる など。

法律上では「自力救済」と呼ばれているのですが、やられたからやり返すといったような行為は認められていません。そのため勝手に車を触って傷が入ったとなれば、無断駐車をした相手からの損害賠償責任が発生してしまうおそれが出てきます。
常識が伝わらない相手だからこそ感情的にならず冷静に対処しなければいけません。

・警察へ連絡してはいけない
・まずは管理会社へ連絡
・勝手に車を動かさない

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3.「接触・当て逃げの傷」のトラブル対策

駐車場に停めてあったはずの車を見ると、明らかに凹んでいたり傷がついている。これはもう物損事故と呼ばざるを得ません。取りあえず、携帯を取り出ししかるべきところへ連絡を取りたいと考えるはずです。車を当て逃げされてしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。

3.1 連絡する前にまず確認!

連絡する前にまず確認するべきことがあります。

  • 駐車場に防犯カメラが設置されているか
  • 両隣の車に当てたような傷がないか

駐車場に防犯カメラが設置されている場合は、当て逃げされた時間や相手の車が特定できる可能性が高くなります。また、両隣の車を確認して当てたような傷がないか確認をしましょう。車が接触したことを気が付かないまま駐車しているケースもあります。
簡単にいうと車を接触させた相手が特定できるか、できないかということです。この2点をチェックして念のため、写真に収めたりメモをとるなどして証拠をできるだけ集めておきましょう。

3.2 トラブル発生時の連絡先

まず始めに連絡するのは、管理会社や不動産屋、アパートの家主だと考える人が多いのですが、実は警察が先になります。車を接触させた相手がわからない場合もわかる場合も、とりあえず警察に連絡をしましょう。
管理会社や不動産屋、アパートの家主に連絡をしても「警察に連絡してください。」と言われる可能性が高いです。当て逃げは立派な道路交通法上の危険防止措置義務違反及び報告義務違反となり、検挙されれば処罰の対象となり得る犯罪です。
連絡すると意外と早く駆けつけてくれますので早急に対処するようにしてください。

3.3 特定できない相手はどうやって発覚するの?

警察は現場検証からどうやって当て逃げした相手を特定するのでしょうか。

  • 駐車場に設置している防犯カメラ
  • ドライブレコーダー
  • 目撃者の証言 など。

特に駐車場に設置している防犯カメラは有力な証拠として見識される場合が多いので、経営者側の管理会社やアパートの家主はトラブル対策の一環として設置することをおすすめします。事故がおこってから被害者側から思わぬクレームを受けたりするケースも少なくありません。
また最近はドライブレコーダーを搭載している車両も多くあります。常時撮影型であれば事故の模様を映し出す場合があり、相手が発覚することも。そして、大きな音がして近くで見ていたという目撃者が現れ証言してくれることもあります。

・連絡前に確認すること
・警察に連絡すること
・防犯カメラ設置の重要性

4.迷惑はなはだしい 「はみ出し駐車」

アパートの駐車場に車を停めようと思ったら、ほかの車が邪魔で駐車できないなんて経験したことがありますか。この迷惑極まりない「はみ出し駐車」をやめさせる方法はどうしたらいいのでしょうか。道路交通法の違反にならないのかなどの疑問点を踏まえ、次で見ていきましょう。

4.1 白線を越えてスペースに介入してきている

隣に駐車している車の後輪が白線を越えて、自分のスペースに介入してきているといった場合。また、白線ギリギリで駐車をしていてこちらの車のドアが一部開けられないといった迷惑行為も、よく見られる駐車場トラブルです。接触してしまって事が大きくなる前にどうにか対策したいものです。

管理会社や家主に報告する

近隣の車がいつも白線を越えて駐車してきているのなら、直接クレームをいうより管理会社や家主に連絡をしましょう。お互いが感情的になりトラブルが大きくなってしまっては意味がありませんので、アパート経営者側から注意してもらう方法が無難だといえます。

張り紙で注意喚起する

いつも白線を越えて駐車してしまう人は、運転に慣れておらず白線を越えてしまっていることに気がついていないか、配慮が足らず罪の意識が薄いのかもしれません。
しかし、決められた枠内に駐車することは免許を取得している以上常識的なことで、迷惑をかけない車の停め方をするのが社会のルールです。
「白線を越えて駐車されているため、こちら側が駐車できません。」と簡潔に書いた張り紙をフロントガラスのワイパーのところに挟み、注意を促すようにしましょう。注意したいのは、張り紙をテープで直接車に貼らないこと。テープで付着した糊で相手からのクレームに発展してしまうおそれがあります。

4.2 車前方のバンパーが公道にまではみ出している

アパートの駐車場が狭く、大きい車の前方が大きく公道にまではみ出してしまっているようなケース。両隣の車が駐車しづらいこと、近隣住民からのクレームなどで問題が大きくなることも否めません。

法律違反は車半分以上の公道へのはみ出しから

基本的に決められた枠内をはみ出しての駐車はご法度となり得るのですが、法律違反となるのは車前方のバンパーが車半分以上はみ出している場合のみです。
そのため、前方が1/3程度しかはみ出していない場合は法律違反とならず、警察も深く介入することができず注意喚起のみで終わります。また、道路交通法が適応されるのは公道のみとなりますので私道の場合は適応されません。

・はみ出し駐車車両に張り紙
・連絡は管理会社か家主へ
・車半分以上のはみ出し

5.「車上荒らし」のセキュリティー対策

「車上荒らし」は窃盗罪に該当することと、窓ガラスを破損させていれば器物破損罪も関わってくることになります。当然警察が介入できる法律違反となり、10年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
起きてしまった場合は、すぐに警察に連絡をして被害届を提出するようにしましょう。しかし警察の捜査に協力しても盗られてしまったものは戻らないことがほとんど。被害に合わないためにも予防策を立てておく必要があります。

5.1 無防備な態勢でいると狙われる

アパートの駐車場の環境が、常夜灯もなく防犯カメラもない、屋外で人気も少ないとなると狙われやすくなるのは当然だといえます。最近では、カーナビの盗難は減少傾向にあるもののバンパーやドアミラーなどの外部品がよく狙われるようです。
アパートの経営者側と入居者それぞれ双方の仕方で、セキュリティーを強化する必要があるでしょう。

5.2 アパート経営者側は防犯カメラの設置を

防犯カメラは10年保証つきのものでも結構なコストがかかってしまい、躊躇される人が少なくありません。しかし駐車場で勃発するトラブルは、防犯カメラで確実に減少することが伺えます。
最近は、買取りではなくレンタルで入手する経営者も多いようです。寿命が10年といわれている防犯カメラでもレンタルであれば新しく更新する必要がなく、悪天候で故障したときもメンテナンスの面で安心して使用することができます。

5.3 入居者側にも予防策がある

車上荒らしのセキュリティーを経営者側ばかりに任せるのではなく、入居者側の方でも予防策を立てておくべきです。まずアパート入居の契約をした際、駐車場を利用するならセキュリティー面はどうなのかを確認するようにしてください。
セキュリティーが甘いと感じたら、自分自身で愛車を守る必要が出てきます。例えば、イモビライザーやタイヤロック、ハンドルロックなどを装備したり、貴重品を車に絶対置かず、少しの間でも必ずキーをかけるなどの対策が必要です。
また自動車保険の加入内容も検討してみましょう。車上荒らしによる保障をオプションで付加するなど、自分自身でセキュリティーを強化する方法は色々あります。

・車上荒らしの予防策必須
・防犯カメラの重要性
・入居者側も予防できる

6.マナーをきちんと守ることを心がけよう

小規模なアパートの駐車場だからこそ、隣近所への配慮が不可欠となります。小さなことから少しの心配りをするだけであなた自身の印象もぐっと良くなりますし、トラブルを回避することにも繋がります。

6.1 車を駐車したあとのチェック

きちんと自分の駐車スペースに停めているか、後輪が白線をまたがってお隣のスペースに介入していないか、お隣の運転席のドアが十分開く間隔で停められているかなど、車を降りたあとは必ず確認するようにしましょう。
急いでいるときや疲れているときは人間誰しも訪れるもの。しかしそんな時こそこんな小さな確認が必要です。確認を習慣づけるだけで回避できるトラブルがあるはずです。

6.2 ミラーをたたむ

大きな車でお隣との車間スペースが狭ければ、ぶつからないようミラーをたたむ習慣をつけましょう。いつもミラーが邪魔で駐車しづらいと感じている人ときちんとたたんでくれている人との印象の差は大きいものです。

6.3 夜中の出入りはなるべく避ける

アパートの駐車場が建物と隣接している場合は特に注意が必要です。寝静まった時間帯に、派手な音楽とエンジン音を鳴らしライトを煌々と照らしながら車が入ってくると、部屋で寝ている人は必ず不愉快な思いをします。夜中の出入りもできる限り避けるようにしましょう。

・他者への配慮は忘れない
・少しの心掛けトラブル回避
・あなたの印象も変わる

7.駐車場トラブルの事例を事前に確認し、より早急に対策しよう

アパート駐車場のトラブル事例は決して他人事ではなく、いつ我が身に降りかかってきてもおかしくないといえる話しになります。
小さな確認を怠ったばかりに、まさかともいえる事態にまで発展してしまったケースや、具体的な対策を何も立ててないうちに発生した車上荒らしなど、誰もが被る可能性のある事例ばかりです。
事が起こってしまってから慌てるのではなく、事前にどんな事例が自分の身に起こる可能性が高いのかを推測し、具体的な対策法を知識として備えておく必要があります。アパート入居をこれから控えている人も、すでに入居している人も大切な愛車と自分自身を守るために、今のうちから具体的な対策を立てておきましょう。