ペットのいるマンション売却は価格が下がる?売却するための事前対策を解説!

ペットを飼っているマンションの売却を検討した際、ペットを飼っていたという理由で売却価格が下がってしまうのでは?と気になる人は多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • ペットのいるマンションの価格が下がる理由
  • ペットのいるマンションを売却するコツ

について解説しています。

記事を最後まで読んで頂ければ、ペットを飼っていたことで残ってしまったマンションの負債を事前に取り除き、安心して売却活動に臨めるはずです。

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ペット飼育による“部屋の劣化”によってマンションの価格が下がる

一人暮らしの部屋

結論から言うと、「ペットを飼っていたから」という理由だけでマンションの価格が下がることはありません。しかし、ペットを長年飼育していたことによる“部屋の劣化”によってマンションの売却価格が下がることは十分にありえます。

具体的には、

  • 犬や猫による壁や床のひっかき傷
  • 部屋全体に染み付いた独特の臭い
  • ノミやダニの発生

上記の要因によって物件自体の状態が悪くなり、高く売ることが困難になるということです。以下で詳しく解説していきます。

壁や床に出来た“ひっかき傷”

ペットを飼っているマンションは部屋中の壁や床に爪による“ひっかき傷”が出来てしまい、ボロボロになってしまうケースが多いです。

特に猫は爪とぎで日常的に壁や床をひっかていますので、部屋が傷だらけになりやすいです。長年に渡る爪とぎで付いてしまった傷は、購入希望者の内覧時に最も悪い印象を与えてしまいます。

部屋全体に染み付いてしまった“臭い”

毎週欠かさずにペットを洗っていたとしても、動物独特の臭いは気付かない内に壁や家具、カーテンなどに染み付いてしまうものです。

特にクロスなどの素材は臭いを吸収しやすく、なかなか落ちるものではありません。部屋に染み付いたペット独特の臭いは査定価格を下げる大きな要因と言えるでしょう。

ノミやダニの発生

近年ではペットに関する医療も発達し、予防注射などによりノミやダニの発生は抑えられています。しかし、未だに「ペットがいる部屋=ノミやダニが発生している」というイメージは払拭できていないのが現状です。

子供がいる家庭ではハウスダストの心配もあるでしょう。

リナビス
ペットの有無に限らず、あくまで物件の状態で良し悪しで価格が決まるってことだね。

「ペット可」と「ペット共生型」マンションの違い

ペット可のマンションとは、読んで字の如くペットを飼育することが許可されているマンションです。

必ずしもペットと暮らしている人が入居する訳ではないため、築年数が古いマンションの場合はペットと暮らすことを前提とした設備や工夫が施されておらず、売却価格が下がりやすいです。

ペット共生型のマンションはペットと暮らすことを前提としているので、

  • 傷つきにくい床
  • 張替えしやすいクロス
  • 防臭のための空気清浄機能などの設備
  • ペット用の足洗場

などの設備が充実しており、もちろん入居者もペットと共に入居することになるのでマンションの価格は下がりにくいと言われています。

ペット共生型マンション

ペット共生型マンションの例(出典:ペット共生型マンション | アトラス企画ラボ

リナビス
ペット共生型のマンションは価格の下落を気にする必要はなさそうだね。

「ペット不可」のマンションの場合はどうなる?

時にはペット不可のマンションであるにも関わらず、ペットを飼ってしまっていたケースが存在します。もしそうである場合は、後々のトラブルを避けるため、ペットを飼っていたことは不動産会社に必ず伝えるようにしてください。

買主に内緒にして売却成立になり、ペットを飼っていたことがわかると、損害賠償を請求されてしまうケースも実際にあります。

正直に内覧者に伝えて、クロスやフローリングなどの損傷はすべて修繕しておくことをおすすめします。

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ペットのいるマンションの売却をスムーズにするための事前対策

前章では、ペットの飼育による部屋の劣化によって価格が下がることを解説してきました。これらの要因は必ず事前に修繕なり対策をしておきましょう。

以下に事前にしておいた方が良い修繕をまとめした。修繕にかかる費用相場も併せて記載していますので是非チェックしてみてください

壁や床に付いた傷の修繕

猫や犬の爪についた傷は必ず修繕しておきましょう。「修繕」と言ってもいきなリフォーム業者に依頼するのではなく、自分で出来る範囲であれば自分で修繕するようにしましょう。

以下ではペットの飼育によって傷がつきやすい、

  • 壁(クロス)
  • 床(フローリング)

の2つの観点で修繕方法を説明します。

壁(クロス)の修繕

まずは壁面の素材に使われるクロスの補修方法ですが、「ジョイントコークA」という瞬間接着剤を使用します。破損部分にキレイな壁紙を貼り付ける時に使うことができ、チューブになっているので、手を汚さずに使えます。

ジョイントコークA

ジョイントコークA

クロスが剥がれてしまっている場合は接着剤でくっ付け、クロス自体がなくなっている場合は全く同じ素材のクロスを購入し貼り付けましょう。多少凹凸が出来るかもしれませんが、指で軽く押し込んで上手く周りと馴染ませるようにしましょう。

床(フローリング)の修繕

フローリングの修繕はテープを貼ることで修繕可能です。テープとはフローリングとマッチする木目調のテープです。様々な色のバリエーションが存在するので、自分のマンションの床のフローリングの色とマッチするものを選びましょう。

木目調テープ

また、床に凹んでしまった部分がある場合は補修パテを使って凹み部分を埋める方法がおすすめです。インターネット等で「室内補修用かべパテ」を探しましょう。金額も1000円以下で購入することができます。

部屋に染み付いた臭いの除去

次に、ペット独特の臭いを除去するようにしましょう。ひっかき傷とは違い目には見えないものですが、内覧者に悪い印象を与えてしまう大きな要因です。

以下に臭いの除去のための細かい対策を記載します。

カーペットやソファ、カーテンなどの布製品の処分

買ったばかりのカーペットやソファなどは問題ないですが、長年使用していると本人も気づかない内にペット独特の臭いがしみ込んでいるものです。水拭きぐらいでは効果が薄いので、思い切って処分するのがおすすめです。

消臭クロスへの張替え

壁のクロス素材にも表面に防臭剤を加工してある「消臭クロス」というものが存在します。クロスに特殊な加工をもたらし臭いを分解するというものです。

壁紙の張替えを全て自分で実施するのは困難なので、こちらは業者に依頼することになります。以下に一例ですが、業者に依頼した際の費用相場を掲載しておきます。

帖数/張り面積スタンダード(税込)ハイグレード(税込)
〜5帖/35m²まで総額39800円総額44800円
6帖/40m²まで総額47800円総額57800円
7帖/43m²まで総額51800円総額61800円
8帖/48m²まで総額57800円総額67800円
9帖/51m²まで総額62800円総額72800円
10帖/54m²まで総額69800円総額76800円

劣化が酷い場合は業者によるハウスクリーニング

あまりにも部屋全体の劣化がひどく、自分ではどうにも出来ない場合や、費用に余裕がある場合は業者によるハウスクリーニングを利用しましょう。

長年のペット臭を完全に取り除けるのはもちろん、ペット臭以外の単純な汚れも取り除けるのが魅力です。多少金額はかかりますが、マンション売却の利幅を考えると安い買い物だと捉えましょう。

以下がハウスクリーニングの一般的な料金相場となります。

部屋の広さ、間取り料金
ワンルーム、1K15000~30000円
1DK、1LDK30000~40000円
2DK、2LDK30000~70000円
3DK、3LDK50000~85000円
4DK、4LDK70000~100000円
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リフォームは基本的に不要!

ハウスクリーニングは検討したとしても、リフォームは不要です。

ハウスクリーニングと比べリフォームは費用が膨大で、売却時に回収できない可能性があり、結果的に損失につながることがあります。

次の買主がペットを飼う予定であれば、修繕してもまた傷がつくので、その分値引きなどの交渉で成立する可能性もあるからです。

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ペットがいるマンションをより高く売却するためのコツ

前章では売却活動前の事前準備としての対策を解説してきましたが、実際に買い手が部屋を訪問する「内覧」の際も気が抜けません。内覧の成否でその後の売却価格が左右されるのはもちろんのこと、最悪の場合いつまで経っても売れないなんてこともありえます。

この章ではペットのいるマンションの内覧時に注意しておきたいポイントを解説します。

コツ① 内覧当日はペットを外に出しておく

内覧当日はペットを人に預けるなり、家族に散歩させるなど外出させておくようにしましょう。

臭いの対策も兼ねていますが、ペットが興奮したり買主にアレルギーがある可能性を考え、ペットは家の外に外出させておくほうがよいでしょう。また、内覧ギリギリまで換気と掃除は怠らないようにしましょう。

買主がペットをすでに飼っていたり購入する予定であれば、散歩コースや動物病院、ペットショップ情報などペットと暮らしやすい環境をアピールするのもよいです。

コツ② 既にペットを飼っている買主を探す

ペットを飼っていない、もしくは今後ペットを飼う予定がない人と交渉すると価格が下がる可能性が高くなるのは分かりますよね。逆にペットを飼っている人は傷や臭いに対しても寛容である可能性が高いです。

不動産会社が作成する物件をアピールするためのチラシに「ペット可」であることを印象付けるように作成してもらいましょう。

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コツ② 経験豊富な不動産会社に依頼する

これはペットの有無に関わらない話かもしれませんが、マンション売却を成功させる上で不動産会社はパートナーとも言える存在です。事実、営業マンの能力差で売れるまでの期間や最終的な売却価格に大きな差が出ています。

不動産会社に連絡をする際は必ず「ペットのいたマンションを売却した経験はあるか」「どのような戦略で売却をしたのか」ということを質問するようにしましょう。経験があることに越したことはありません。

おすすめは複数の不動産会社に一括で見積もりを取る方法ですが、インターネットの不動産一括査定サービスを利用するようにしましょう。

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まとめ

ペットのいるマンションの売却は確かにハンデがあるかもしれませんが、事前に対策をしておくことで値引きなしでの売却は可能です。

何事も事前準備は欠かさないようにしましょう。