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東京で空き家は無料で見つかる?探し方と住むときの注意点とは

東京は家賃が高く、住宅の購入や活用には多額の資金がかかります。しかし、方法次第では無料で不動産を手に入れることも可能で、その手段として空き家を活用することが挙げられます。

空き家バンクという空き家が登録されたサービスを利用することで、東京でも無料、あるいは格安で物件を手に入れられる可能性があります。空き家バンクの活用方法やポイントを知り、東京にある空き家を上手に活用しましょう。

【東京】空き家が登録されている市区町村

空き家バンクに登録されている東京の物件は少ないですが、ごく少数は利用できます。

空き家(物件)登録数市区町村の特徴
青梅市1件自然環境が豊か
国分寺市1件閑静な住宅街と周辺への好アクセス
西多摩郡檜原村1件大自然が満喫できるロケーション
新島村3件東京で夢の離島暮らし

これは2019年11月時点の情報のため、利用時にはもう一度確認することをおすすめします。

青梅市:東京でスローライフを実現できる

東京都青梅市の物件は賃貸で、賃料50,000円でスローライフが満喫できます。レトロな街並みで、御岳山やア青梅宿などが有名です。都市部へのアクセスはよいながらも、都市近郊にあるため自然環境も豊かで、幅広い世帯が居住しています。入居希望の場合は、「青梅市住宅施策推進協議会」に連絡しましょう。

  • 窓口時間:09:00~18:00
  • 定休日:水曜日/GW/年末年始
  • 電話番号:0428-25-1234

定休日は水曜日のみと、その他大型連休などのみです。

参考:青梅市二俣尾2

国分寺市:周囲へのアクセスに優れている

国分寺市の空き家は、賃料11万円とやや高額ですが、7LDKで広々としていることが特徴です。閑静な住宅の中にあり、かつJRの中央線や武蔵野線、西武国分寺線や多摩湖線などが利用でき、周辺への交通アクセスは抜群によいでしょう。入居希望の場合は、「国分寺市まちづくり推進課」に連絡します。

  • 窓口時間:8:30~17:00
  • 定休日:土日祝日/年末年始
  • 電話番号:042-325-0111/(内線453)

こちらは土日祝日が休みで、窓口の受付時間もやや短いため注意が必要です。

参考:国分寺市高木町

西多摩郡檜原村:大自然に囲まれた立地

西多摩郡檜原村にある物件は売買物件で、家を丸ごと購入できます。家具や家電も込みで1,650万円が提示されており、すぐに生活を始められる環境が手に入ります。

檜原村は島を除くと東京唯一の村で、周囲を雄大な自然に囲まれていることが特徴です。東京でありながら、大自然の中で暮らせることが大きな魅力といえます。

  • 窓口時間:8:30~17:15
  • 定休日:土日/祝日/年末年始(12/29~1/3)
  • 電話番号:042-519-9556

入居棒の連絡は、「檜原村役場企画財政課むらづくり推進係」に行います。

参考:檜原村

新島村:憧れの離島暮らし

東京でありながら離島という立地の新島では、450万円で物件が売り出されています。他にも不動産の売り出しは2件ありますが、それらは土地のみの販売となっています。

新島は隣接する式根島とのアクセスもよく、連絡船で10分で移動可能です。また、東京浜松町からは大型船で約8時間、高速船で3時間というロケーションにあります。離島ながらも、少し時間をかければすぐに東京に出られる点も魅力のひとつです。

  • 窓口時間:8:30~17:15
  • 定休日:日曜日/祝日/年末年始(12月29日~1月3日まで)

入居希望の場合は、「新島村役場企画財政課企画調整室」に連絡しましょう。

参考:新島村

無料の空き家が存在する3つの理由

そもそも、なぜ無料で利用できる空き家が存在するのか、疑問に思う人もいるでしょう。無料の空き家がある理由は、大きく次の3つが挙げられます。

  • 税金や維持でコストがかかる
  • 立地の悪さが原因で空き家を活用できない
  • 傷みがひどくて特定空き家に認定される恐れがある

裏を返せば、無料で利用できる空き家は、これらのリスクや問題を抱えていることも多いため、活用する際には注意しなければなりません。

【理由1】税金や維持でコストがかかる

そもそも不動産を保有していると、固定資産税や地域によっては都市計画税などの税金がかかります。これは、不動産を利用しているかどうかに関係せず、所有が課税の要件となっているため、空き家にもかけられます。

また、空き家を維持するためには修繕や管理、必要に応じて火災保険などにも加入しなければならず、ランニングコストだけでもかなりかかります。利用している不動産なら、ランニングコストがあっても問題なく支払えますが、使わない物件で費用ばかりをかけてしまうことは、もったいなく感じる人が多いでしょう。

さらに、建物は使用しないと加速度的に傷み、そこからメンテナンスをすることも一苦労です。金銭的なコストはもちろん、維持のための労力や時間的なコストも多分にかかります。そのため、これらを手放すために、無料でも誰かに引き取ってもらいたいと考える人は少なくありません。

【理由2】立地の悪さが原因で空き家を活用できない

空き家を所有していれば、持ち家がない人に貸し出したり、持ち家がある人にも別荘として貸し出したりできます。しかし、これは活用できる立地のよさが伴ってこそできることで、立地があまりに悪いと活用が難しく、結果的に空き家となってしまうことも少なくありません。

住居用にするには間取りが悪く、周辺アクセスが悪かったり、別荘にするには近辺で遊べる場所や観光できる場所がなかったりと、立地が悪い条件はさまざまです。

また、収益用の物件にするにしても、賃貸需要が周辺になかったり、駐車場にするにしても道路との距離が離れていたりするなど、問題となりえる条件は多数あります。立地が悪いと活用が難しく、使えないまま放置することになり、結果的に保有コストがかさんで手放そうと考える人は多いでしょう。

【理由3】傷みがひどくて特定空き家に認定される恐れがある

空き家の中には衛生面で周囲に悪影響を与えたり、倒壊の危険性が高くて、近隣住民を危険にさらしたりしてしまう物件があります。周囲に対して、著しく悪影響を与える空き家を「特定空き家」と呼び、市区町村によってこれに指定されると、固定資産税の減税措置が切れたり、場合によっては罰金が科せられたりします。

保有しているコストが高くなるだけでなく、リスクまで上がってしまうため、特定空き家に認定される前に手放そうと考える人は多いです。特定空き家に認定されると自治体から改善通知が届き、これを無視していると、税制優遇の解除や罰金など、段階的にペナルティが与えられます。

また、もし自治体で取り壊しなどをした際にも、この費用は所有者が負担しなければならず、思わぬところで費用負担が増えてしまう危険性から、放置期間の長い空き家は無料でも手放されます。

東京で空き家を探す2つの方法

東京で空き家を見つけたいなら、次の2つの方法が挙げられます。

  • 自治体がバックアップする空き家バンクを利用する
  • 空き家を所有している親類や知人に相談する

自分に合った方法を選び、根気強く物件を探し続けましょう。

自治体がバックアップする空き家バンクを利用する

自治体が主体となって運営している空き家バンクを利用すると、該当地域の空き家情報にアクセスできます。空き家バンクは、空き家の有効活用を目的としたサービスで、空き家を手放したい人と欲しい人のマッチングを図ることが目的です。

提供したい人が物件情報を掲載し、利用したい人が閲覧し、気に入ったものを見つけ次第交渉するというのが、基本的な仕組みです。空き家バンクに登録している物件は、各自治体のホームページから確認できます。

空き家を所有している親類や知人に相談する

空き家バンクの利用が難しい場合は、親類や知人に相談して空き家を所有していないか、所有している場合は譲ってもらえないか聞いてみましょう。活用していない空き家を持っているということは、所有者はその処分に困っていることが多いです。

そのため、管理や活用案を提示して引き取ることを伝えることで、うまくいけば無料で譲渡してくれることもあるでしょう。もちろん、条件によっては完全無料とはならないこともありますが、それでも安く譲ってくれたり、所有権の移動はなしで、無料で使わせてくれたりすることもあります。

親類や友人など、見知った仲なら融通を利かせて、好条件で利用させてもらえる可能性が高いため、不動産を余らせてしまっている人はいないか、周囲に聞いてみるとよいでしょう。

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空き家バンクに登録されている不動産の利用方法

空き家バンクを上手に利用するためには、利用時の全体の流れを把握しておくことが大切です。

  • 登録されている空き家の閲覧
  • 空き家バンクへ利用を申し込む
  • 空き家を現地で見学する
  • 交渉・契約

まずは、どのような空き家が登録されているのか、ネットで閲覧します。物件情報を閲覧して、興味のあるものを見つけたら、空き家バンクに登録して利用の申し込みを行いましょう。その後、持ち主と相談してスケジュールを決め、実際に現地で空き家を見学します。

空き家の状態を確認し、自分が求める条件に適しているかを確認したら、持ち主と交渉を行います。双方納得できる内容を見つけて契約を行い、手順は終了です。

東京で無料の空き家に住む3つの注意点

物価や地価が高い東京では、無料の空き家に住めることは大幅な費用削減になるため、魅力的と感じる人は多いでしょう。しかし、空き家が無料で利用できるからといって、必ずしも得をするとは限りません。場合によっては損をしたり、失敗したりすることもあるため、空き家利用時における3つの注意点は、正しく把握しておく必要があります。

空き家を譲渡されたら税金がかかる

仮に空き家を無料で手に入れたとしても、税制上は資産の譲渡になるため、各種税金がかかります。例えば、110万円以上の資産取引になる場合は、贈与税が発生します。不動産取得税は、固定資産課税台帳の価格で決まるため、無料で取得しても不動産価値次第では税金がかかることは年頭に置いておきましょう。

ただし、固定資産課税台帳で土地が10万円未満、建物が12万円となっていれば非課税で済みます。登録免許税は、所有権の移転登記を行う際にかかる費用です。また、譲渡が完了したあとは、新しい所有者が毎年固定資産税や都市計画税を支払うことになり、無料譲渡でも少なからず税金のコストはかかります。

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契約のやり取りのサポートはない

空き家バンクを利用した取引や、親類・友人などとの取引は、全て個人間で行わなければなりません。通常の不動産売買のように、不動産会社が間を取り持ってくれるわけではなく、契約書の作成から交渉、双方の合意点まで全て自分たちで決める必要があります。

また、空き家バンクは自治体が提供しているサービスですが、あくまで役割は掲示板に過ぎず、物件の案内などは全て当事者が行わなければなりません。自治体は情報を提供するだけで、実務的なことは全て個人で行うことは理解しておきましょう。

不動産取引では、専門的な書類をいくつも作成しなければならず、個人で行うことは難しいです。また、適切な方法で書類を作成し、お互いの合意を書面に残しておかなければトラブルに発展することも多いです。そのため、安全性や確実性を考えて、司法書士などに書類作成を依頼することをおすすめします。

この際にも費用が数万円かかり、空き家の価格が無料でも、実際的な取引では少なからず費用がかかることは理解しておきましょう。

そもそも無料の空き家はほとんどない

空き家バンクの利用や周辺への聞き込みで、東京でも空き家が無料で手に入る可能性はあります。ただし、可能性がゼロではないというだけで、限りなく低いことに変わりはありません。日本全国で空き家率は高まっているものの、実際に利用できる空き家として無料で提供されているものは、ほとんどないと考えましょう。

無料の空き家が少ないのは、所有権者は少しでも利益を得たいと考えるためです。使っていないとはいえ、不動産として多少なりとも価値があれば、安くても売りたいと考える人は少なくありません。また、空き家を持っている人全員が、空き家バンクなどに登録しているとは限らず、所有権だけ持ったままにして、放置している人も多いです。

空き家自体の数はあるものの、無料で提供するという条件を掲げている人は少ないため、基本的には購入になると考えてもよいでしょう。それでも活用していない空き家なら、通常より安く購入できることがほとんどのため、格安で十分お得なことも多いです。

東京への移住を考えている場合は一括査定サイトを利用しよう

現在住んでいる家を手放し、住み替えによって東京への移住を考えているなら、物件の売却は一括査定サイトを利用することがおすすめです。一括査定サイトなら、複数社からの査定を比較できるため、より好条件で売れる不動産会社を見つけられて、移住資金を作りやすくなります。

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まずは空き家バンクで無料の空き家が登録されているか確認しよう

空き家でも無料のものはなかなかないため、まずは空き家バンクや周囲への聞き込みなどで情報を集め、条件のよい物件があるか確認することが大切です。空き家なら、無料ではなくても格安で販売されているものも多いため、お得に購入できる物件を見つけ、納得できる条件で上手に不動産を手に入れましょう。